野上石油は18日、岡山県勝田郡勝央町岡のセルフ勝間田東サービスステーションで「第8回緊急時災害対応実地訓練」を実施した。地震などで停電が発生した際、緊急車両へ確実に燃料を届ける体制を確認するもので、中核SS(災害時に緊急車両へ燃料を供給する拠点)として非常時の対応を改めて確かめた。
訓練には津山圏域消防組合や美作署、消防団、石油元売り、金融機関などから約30人が参加。緊急連絡網の確認、店頭動線の確保、自家発電機の稼働などの手順を一つずつ確認した。消防車やパトカーを誘導し、給油に至るまでの流れを実際に試すなど、災害時を想定した動きを共有した。
野上石油が中核SSの指定を受けて13年。実地訓練は今回で8回目となる。野上和宏社長は「絶対に地震はいつか起こることを想定し、備えることが非常に重要。関係各位と顔の見える関係を築き、公共インフラとしての役割と責任を果たしたい」と語った。
