山田養蜂場=本社:岡山県苫田郡鏡野町=は23日、児童養護施設支援の一環としてわかば園(津山市)と立正青葉学園(津山市)で「夏休み出張みつばち教室&はちみつジェラートパーティ」を開き、施設の子どもたちに蜂蜜たっぷりの氷菓子を振る舞い、喜ばれた。
子どもたちの心の成長や将来の可能性を広げることを目的に、2003年から取り組んでいる。このうちわかば園では幼稚園から高校生までの10人が参加。社員がミツバチの特徴や生態系、自然環境について講義を行った後は同社特製の冷たいジェラートを手渡した。
さらに「蜜を採取する花が違うと蜂蜜の味も見た目も変わる」ということを説明し、蜂蜜を3種類用意。子どもたちは興味深そうにアカシア、ソバ、南アメリカなどに生息する豆科の植物・メスキートから採取した蜂蜜を手にしてジェラートにかけて味わった。「さっぱりとしたアイスに蜂蜜の甘さが合わさってとてもおいしい」「ソバの花の蜂蜜は独特の味がする」などと笑顔で語っていた。
このほか、ハチの巣の内部が観察できる巣箱も持ってきており、中で元気に動き回る雌バチをじっくり眺めた。
