夏休みの自由研究に向けた出前講座が12日、成名小学校(野村)で開かれ、3〜6年生65人が田んぼの生き物を題材に調べ方や研究をまとめるポイントについて見聞きした。
地域と連携した取り組みの一環で、地元の陶芸家・奥田福泰さん(69)が講師を務め、中学年、高学年に分かれて受講。
「何を調べたいのか箇条書きにし、まず予備調査をすること」と前置きし、網やバケツ、記録用紙といった用具の準備、生き物の名前や分類、気づいたこと、場所によって生息する種類が違うかなど、調べる要点について説明した。実際に採集したコオイムシやトビケラの幼虫、ホウネンエビなどの画像、実物も見せ、児童たちは興味深々の様子。
まとめについては「自分の予想と違っていた点、知らなかったこと、さらに興味がわいたこと、感想も書き、参考にした図鑑や資料を書き添えるといい」とアドバイスした。
4年・重田昊耶君は「メダカとゲンゴロウの生態を知りたいと思っていたので、準備や調べ方がとても参考になった」と話していた。
p
田んぼの生き物について見聞きする児童たち
夏休み自由研究 出前講座