「津山にほんごの会」の日本語教室を受講する外国人が3日、城西地区の若手僧侶でつくる「城西若僧会」などによる「城西まち歩き〜先達といくおかげめぐり〜」に参加し、歴史的な町並みの散策や写経体験を楽しんだ。
にほんごの会は、市と周辺に住む外国人にボランティアで教室を開いており、この日はアメリカ人とベトナム人の6人が日本文化を学ぼうと参加。2グループに分かれて、西今町の津山まちの駅城西(作州民芸館)を出発した。大圓寺の清田寂源副住職が案内したグループは泰安寺や長安寺、妙勝寺、妙法寺などを巡った。「津山の町を最初に作ったのは森という殿様です」「泰安寺は、森の次に津山に来た松平という殿様のお寺です」と歴史などについて説明があり、参加者は寺の建物の大きさや建てられた時期の古さに驚きながら興味深そうに耳を傾けた。
ベトナム出身のファン・タン・ダットさん(28)は「初めて行く場所ばかりでとてもおもしろかった。津山の歴史やまちの魅力がよく分かった」と話した。
散策に続いて写経体験が大圓寺と宗永寺であり、参加者はお経の意味を聞いたあと真剣な表情を浮かべ、一文字一文字に心を込めて書いていた。
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興味深そうに説明を聞く外国人たち