NPO法人津山国際交流の会の「多文化共生講座」が7日、小原の西苫田公民館で開かれ、約30人が国連のSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて一人ひとりができることを考えた。
講師の岡山県JICA(国際協力機構)デスク推進員・守都未来さんが、世界が抱える諸問題について、クイズやグループディスカッションを織り交ぜながら説明した。
日本に流通する衣類の96%は海外産で安価に生産するために学校に行かなくてはならない子どもが雇われたり、世界中で使用されるパーム油の製造などと引き換えに毎年約520万㌶もの森林を失ったりしている現状を紹介。「便利で豊かな生活とこれらの問題は密接。将来に向けて見直すべきなのは我々のライフスタイルのあり方ではないか」と呼びかけた。
多文化共生講座は2019年から毎年1回開催している。
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SDGsについて学ぶ参加者
多文化共生講座
- 2021年2月13日
- 歴史・文化