岡山県養蜂組合連合会(鈴木康正会長)は9日、同県津山市新田のレンゲ畑に大崎保育園の園児らを招待し、恒例の「れんげパーティー」を開いた。年中、年長組計32人はピンク色に染まる畑で花摘みやかけっこをしたり、ハチミツを採取したりして楽しい時間を過ごした。
昨年10月に種をまいた約40アールの畑(神﨑義夫さん所有)で、園児たちはミツバチの蜂の巣から蜜だけを取り出す作業を体験。巣が入った採蜜用遠心分離機のハンドルを回した後、機械の中から透き通った黄金色の蜜が流れてくる様子を、歓声を上げながら眺めていた。この後、採れたてのハチミツをパンにつけて食べて、その甘さを味わった。
年長組の長瀬茉優ちゃん(5)は「今日はとても楽しかった。ハチミツができるところを初めて見て驚いた」と笑顔で話した。
同イベントは、遊びながら蜂蜜について学べる機会を提供したいという思いから35年前から開催している。