岡山県真庭市蒜山中福田の「ひるぜんジャージーランド」のヒマワリが見ごろを迎え、牧草地の斜面に広がる鮮やかな黄色の大輪が高原の夏を彩っている。7日ごろまで楽しめる。
蒜山三座を望む約70アールの敷地に約8万本が咲き誇る。品種はサンマリノで、直径23~24センチの花を咲かせ、草丈は1.6~1.7メートル、開花は種をまいてから55日後と早いのが特徴。5月末に種をまき、先月23日には色づき始めたという。豪雨に見舞われるも、その後は好天が続き、順調に成長。29日には満開となった。
1日は強い日差しが降り注ぐ中、県内から訪れた家族連れらはヒマワリの間を歩きながら、記念撮影をしたり、美しい花々を愛でたりしていた。毎年訪れるという岡山市の会社員•髙田靖男さん(40)は「何度見ても見応えがある美しい景色。蒜山には四季折々の景観美があり、山とヒマワリもその一つ」と笑顔で話していた。
ヒマワリの栽培は観光振興を目的に同園が2005年から始めた事業。毎年県内外から多くの観光客たちが訪れる夏場のスポットとなっている。