約20万本のヒマワリが彩る「天空のひまわり畑」が9日、岡山県美作市竹田地区にオープンした。広さは県北最大級の約2ヘクタールあり、見渡す限り一面に咲き誇る黄色い大輪が家族連れらを楽しませている。
コロナで外出自粛が続く中、標高350mの高原の空気を吸い、里山の恵みを感じてもらおうと、平和への願いも込めて整備。地区から畑を借り受けた農家の岡本昌弘さん(63)=同市竹田=と山口敦史さん(37)=同市原=のほか、地元住民ら約50人が手伝った。1月から作業を始め、6月はじめに種まきをし、高さ2.5〜3mのヒマワリが真夏の日差しを浴びて一斉に開花した。
この日、地元の子どもたちや関係者約70人が出席してオープニングセレモニー。約500mの回廊と約900mの迷路が楽しめ、訪れた人たちが写真撮影や散策を満喫している。16日まで一般開放しており、時間は午前9時から午後5時(最終日は午後4時)。期間中はジュースなどの物販があり、スタンプラリーを行う。入場料、駐車料金無料。
岡本さんは「世界中で紛争が絶えない中、花を眺めることで平和の心を感じてほしい。老若男女が誰もが楽しめる場所になるよう、活動を続けていきたい」と話している。
問い合わせは、美作市観光政策課(℡0868-72-6693)。