奈義町現代美術館(同町豊沢)が、優れた建築を登録・顕彰する第20回JIA25年賞(日本建築家協会主催)を受賞した。
築25年以上の公共建築などを対象にし、本年度は全国から計16施設がエントリー。建築家や有識者ら5人が地域社会への貢献、建築に込められた思想の尊重、時代を象徴する技術の保持などの基準から審査し、同美術館、沖縄県公文書館など4施設が選ばれた。
奈義町現代美術館は1994年、世界的な建築家・磯崎新氏の設計により、自然とアート、建築の融合をコンセプトにオープン。美術家の荒川修作氏が円筒状の室内に京都「龍安寺」をイメージした枯山水庭園を配した「太陽」をはじめ、「月」「大地」などの展示棟がある。
岸本和明館長(57)は「開館時の美しさを保ち、積極的な企画展示を継続していることも評価された。受賞を励みに今後、さらに愛される美術館として運営していきたい」としている。
p
JIA25年賞を受賞した奈義町現代美術館
奈義町現代美術館、第20回JIA25年賞を受賞
- 2021年1月8日
- 歴史・文化