奈義町の那岐山麓の田畑で菜の花が見頃を迎え、鮮やかな黄色のじゅうたんを広げたような彩りが訪れる人たちの目を奪っている。
町おこしの一環として恒例で農家が協力し、豊沢や高円などの計24㌶にまかれたアブラナが例年より10日ほど早く開花。
豊沢の町現代美術館周辺では、行楽客らが那岐連山を背景に咲き誇る花々に歓声を上げながら散策し、カメラやスマートフォンで記念撮影するなどして春爛漫(らんまん)の情景を満喫している。
兵庫県西宮市の会社員女性(27)は「一面のブライトイエローと青空、雄大な眺めに感動した。久しぶりに外出し、コロナ禍で自粛疲れした気分がリフレッシュできた」と笑顔だった。
同町産業振興課によると今週末にかけて見頃が続く見込み。この時季恒例で開いていた「菜の花まつり」は、コロナ禍のため昨春に続いて中止とした。
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那岐連山を背景に咲く菜の花をめでる行楽客
奈義町那岐山麓の田畑で菜の花が見頃迎える
- 2021年4月13日
- 自然