奥津温泉 「足踏み洗濯」実演再開

歴史・文化 足踏み洗濯を実演する保存会のメンバー
足踏み洗濯を実演する保存会のメンバー
         

 鏡野町の奥津温泉で3日、冬季中断していた「足踏み洗濯」の実演が再開した。姉さんかぶりに赤だすき姿の女性たちが軽快なステップを踏み、温泉街に春の訪れを告げた。
 奥津温泉足踏み洗濯保存会のメンバー2人が、奥津橋たもとの吉井川の川べりにある洗濯場で「奥津小唄」に合わせて披露。器用に足先で洗うしぐさは”洗濯ダンス”とも呼ばれ、奥津温泉のシンボル的な光景として親しまれている。訪れた宿泊客らが珍しそうに見入り、アマチュアカメラマンらが熱心にレンズを向けていた。
 足踏み洗濯は、クマやオオカミから身を守るため、見張りをしながら踏み洗いをしていた名残。実演は12月上旬までの第1、3、5週の日曜日の午前9時から行われる。


足踏み洗濯を実演する保存会のメンバー


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