江戸時代から伝わる「勝山喧嘩(けんか)だんじり」が19日夜、真庭市勝山地区で始まり、だんじりの激しいぶつかり合いが風情ある町並みを熱気に包んだ。
ササやちょうちんなどで飾った長さ約5メートル、重さ約2トンのだんじり9基が集結。町並み保存地区や新町商店街の計4カ所に設けられた「けんか場」を移動しながら、順に2基ずつ対決した。
「オイサ、オイサ」という威勢のいい掛け声、太鼓やかねの音が響く中、法被姿の男衆が力いっぱいだんじりを押して突進。2台がぶつかり「ドンッ」という衝撃音が、地面を揺らし、大観衆を圧倒した。
20日も午後6時からぶつけ合いが行われる予定。