美作大学・同短期大学部=岡山県津山市=で9日、子どもたちが憧れの仕事にチャレンジして専用通貨「ミマ」がもらえる公開講座「キッズプロフェッショナルへの道」が初めて開かれ、参加者は楽しみながら社会の仕組みを学んだ。
食、子ども、福祉の3分野でスーツや白衣などに着替えて仕事体験。計1500ミマの給料をもらい、買い物ができる。美作地域の小4~6年の親子12組が参加し、教員やゼミ生らが先生役を務めた。
子どもの分野「あかちゃんは宝物」では、エプロン姿の子どもたちが保育士になりきり、人工知能(AI)赤ちゃんの世話をした。泣き出した赤ちゃんをあやしてミルクをあげたり、おむつを替えたりした。 小学5年生の久永悠眞君は「赤ちゃんが笑うとうれしい。おむつを替えるのは難しかった。お姉ちゃんの赤ちゃんができたら抱っこしたい」と話していた。
三つの仕事を終えた子どもたちは給料を手に、学生が店員を務める出店で菓子やケーキ、手づくり雑貨を買い求めた。