津山市子どもまつりの一環として子どもの居場所の大切さをテーマにした映画「ゆめパのじかん」上映会が16日、岡山県津山市大谷の中央公民館で開かれ、親子連れや子どもと関わる団体メンバーら計43人が視聴し、子どもたちの成長と環境に対して理解を深めた。
「子どもたちのやってみたいことを大切にする」という考えで、誰でも自由に過ごせる遊び場、通称ゆめパと呼ばれる「川崎市子ども夢プレーパーク」で過ごす子どもたちを撮影したドキュメンタリー作品。その中で不登校の小中学生たちに焦点を当て、それぞれが趣味や得意なことを見つけてありのままの自身を見つめ直していく姿を鮮明に捉えている。
勉強に苦手意識を持つ理由、学校に行けなくなった理由などが語られたほか、自分の好きな物事から将来の夢を決めていく様子も映され、遊びや体験を通して成長していく子どもたちを来場者たちは静かに見守った。
市や近隣の町で遊び場づくりや子育てを応援する企画を打ち立てている団体・子ども達の遊びと暮らしを考える「野の花」の岸本理香代表は「映画を通して、子どもが幸せを感じながら育つ環境とは何かを考えていきたい」と話していた。
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