岡山県津山市宮尾の国道181号沿いの畑でヒマワリが見ごろを迎え、ドライバーらの目を楽しませている。これから採れる種は、東日本大震災の被災地・福島でヒマワリ油を作る人たちに届けられる。
久米地域約170戸でつくる「宮尾の緑を守る会」が6月、観光客が多く訪れる道の駅・久米の里=津山市=近くの休耕地に苗を植え、順調に発育した。真夏の日差しの下、黄色の大輪が咲き誇っている。
栽培は2年目となり、福島市で障害者支援に取り組むNPO法人シャロームから種をもらっている。震災の影響で資金源だった油の製造、販売が現地でできなくなったため、「ひまわりプロジェクト」を立ち上げ、今では、同会のような有志が全国にいるという。
植え付けをした同会野辺婦人部代表の野條智子さん(57)は「よく育ってくれた。咲き姿に元気をもらう。少しでも福島の皆さんの力になればうれしい」と話していた。
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真夏の日差しの下、咲き誇るヒマワリ=宮尾で
宮尾の国道181号沿いの畑、ヒマワリが見ごろを迎える/岡山・津山市
- 2020年8月14日
- 自然