剣豪・宮本武蔵を顕彰する武蔵武道館の鏡開き式と剣道の初稽古が6日、岡山県美作市の同武道館で開かれ、参加者が力強く竹刀を振って新たな年の精進を誓った。
英田剣道連盟との合同稽古として実施し、同市の剣道スポーツ少年団など、子どもから大学生まで約70人が参加した。冷たい空気の中、六段以上の有段者の指導を受けながら、「ヤー」「メーン」などと元気な声を上げながら竹刀を交え、鍛練に励んだ。
最後に原直史同館名誉館長が「夢や目標を持ち、努力し、昇り龍のごとく達成してほしい。1年間頑張ってほしい」とあいさつし、一同は静かに耳を傾けていた。
英田小学校6年の小林絢斗君(12)は「寒かったけど自分の実力を出してしっかりと稽古ができた。中学生になっても部活や勉強を頑張りたい」と話していた。