「毘沙門天紫灯大護摩供」が4日、西寺町の愛染寺=岡山県津山市=であり、参拝者は家内安全や商売繁盛などを祈願した。
本堂での大般若経転読に続き、豊福晃正住職を導師に護摩供養を行った。射手の山伏が四方、中央、鬼門に矢を放ち邪気をはらうと、護摩壇に点火。僧侶たちの読経が響くなか、赤々と燃える炎の中に願いごとが書かれた護摩木が次々と投げ入れられた。参拝者たちはその様子を見ながら、そっと手を合わせていた。
家族3人で訪れていた大谷の会社員・池田祥子さん(51)は「幻想的でとてもきれい。家族全員が今年1年無事に過ごせるよう、お祈りしました」と話していた。
また甘酒の振る舞いや福引、津山鶴丸太鼓の奉納もあった。