きょう(22日)は二十四節気の「小雪」。寒さがしだいに厳しくなり、北国や山間部では初雪が舞い始めるころ。
浄土宗の開祖・法然上人ゆかりの誕生寺(岡山県久米郡久米南町里方)ではイチョウが見頃を迎え、県内外から訪れた行楽客らの目を楽しませている。高さ約10メートル、枝張りが15メートル。1147年、15歳の法然上人が比叡山に旅立つ際、那岐山の菩提寺(勝田郡奈義町高円)から杖としたイチョウの枝を挿したところ、根が上に伸びたと伝わる。「逆木の公孫樹(いちょう)」と呼ばれている。
寺によると、今年は例年より1週間ほど遅い11日ごろから色づき始めた。今月末まで楽しめるという。