加茂小学校(岡山県津山市加茂町塔中)の1、2年生38人が23日、加茂川に稚アユを放流し、小さな命とふれあった。
地域の自然と川魚に親しんでもらおうと加茂郷漁協(厨子秀喜組合長)が恒例で協力し、倉見川との合流点に集合。7月6日の釣り解禁に向けて放流を進める中、この日は高梁市の養魚場から人工ふ化の稚魚(体長14センチ前後)を約5000匹取り寄せ、同所には約1000匹を配分した。
組合員が数匹ずつバケツに入れて手渡すと、児童たちは勢いよく泳ぐ魚体をさわって「速い!」「つるつる」と興味津々。流れに放ち、早瀬に泳ぎ去る魚影を見送った。
1年・猪股奏佑君は「初めてで楽しかった。元気に大きくなってほしい」と話した。
