西小学校(岡山県津山市小田中)の児童3人が27日、山北の市役所を訪れ、谷口圭三市長に、観光客を増やすことを目的に津山線にラッピング電車を走らせてほしいとする要望書を提出した。第56回「博報賞」を受賞した、同校の探究学習「PBL(かすちゃんタイム)」の19プロジェクトの一つ。
要望したのは、6年の松本祥幸君、立畠遥君、4年の本田優君の3人。観光客の増加をテーマに調査を行い、観光列車「SAKU美SAKU楽」に着目。ラッピング電車が人を呼び込む効果があると考え、平日にも1両運行する案をまとめた。
3人は、自分たちで作成した企画書を手に、事業内容を説明。「多くの人に津山を好きになってもらいたい」「100年後も豊かな津山であってほしい」と語った。谷口市長は「皆さんの思いがよく伝わってきた。しっかり未来につなげたい」と応じた。