津山東公民館主催の「子ども体験ひろば」が5日、岡山県津山市の同館で開かれ、市内に住む小学生たちは、福笑いやこま回しといった正月の時期に合わせた昔遊びを楽しんだ。
児童の学習支援、体験活動の推進を目的とした企画「生き生き子ども教室」の一環で実施し、1〜5年生の計10人が参加。県の来年度採用教員試験に合格した美作大学4年生4人が講師を務め、手順などを教えた。
かるた遊びでは、学生が読み手となって開始。「犬も歩けば棒にあたる」「うそから出た誠」といったことわざが読み上げられると、子どもたちはすぐに該当する取り札を見つけて「はい!」と勢いよく取っていた。このほか、全員で大縄跳びするなど約1時間半、みな和気あいあいと過ごした。
一宮小1年の武本卓君(6)は「優しく教えてもらって。いろんな遊びができてよかった」兄の学君(8)=同小3年=は「テレビゲームと違ってみんなと遊べるところがおもしろい。また参加したい」とにっこり。今回、指導にあたった同大児童学科の小椋葉月さん(22)は「就職を前に、現在の子どもたち様子が見て取れて貴重な経験になった。元気に遊ぶ姿を見て、こちらも楽しくなった」と話していた。