高倉地域の子どもたちの居場所づくりを目的とした「たかくらフリー塾”はる”」(高倉地域づくりの会主催)の列車乗車体験会が19日、大谷の津山駅を出発点に開かれた。小学生16人が小旅行を楽しみながら、乗車マナーやルールについて理解を深めた。
コロナ禍などの影響で、公共交通機関を使って移動する機会が減ってきた現状を見て、子どもたちが列車や電車の利用の仕方などを学べるようにと企画した。
朝、津山駅に集合した一同は券売機の前へ。付き添いの同会のスタッフから「小学生はこども料金。大人の料金と間違えないように」といった説明を受け、目的地の中国勝山駅(真庭市勝山)までの運賃を確認し、切符を購入していた。目的地に到着した後は、勝山町並み保存地区を見学するなどして休日のひと時を過ごした。
高倉小4年・梅村奏太君(10)は「自分で切符を買ったのは初めて。落とさないように気をつけないといけないから緊張する。今度列車に乗る時は、お母さんを頼らず、ちゃんとできるようにする」と話していた。
小学生16人が小旅行を楽しみながら乗車マナーなどを学んだ「列車乗車体験会」/ 岡山県津山市