岡山県郷土伝統的工芸品「横野和紙」について学ぶ同県津山市の高田小学校の5年生19人が22日、上田手漉和紙工場=同市上横野=前の横野川で原料のミツマタを洗う「川ざらし」を体験した。
7代目の手漉(す)き和紙職人・上田康正さん(58)が方法を説明。児童たちは、2人ずつ交代で冷たい川水を引いた「さらし場」に入り、樹皮を左右に振ってアクや不純物を洗い落としていった。
児童たちは「冷たくて手がしびれた」「これからも横野和紙の伝統を守っていきたい」と話していた。