山桜の巨樹として知られる岡山県津山市阿波の尾所(おそ)の桜が満開になった。山里を彩る壮麗な咲き姿が訪れる人を魅了している。
樹高14メートル、枝張り20メートル、推定樹齢570年の県天然記念物。ここ2、3日でつぼみを一斉にほころばせた。白い花弁とえび茶の若葉が同時に萌(も)え、山笑う季節の到来を告げているよう。
「満開を見たのは数年ぶりで、斜面に一本そびえ立つ風格が魅力。人混みもないかと来てみたが、とても癒やされた」と国分寺の女性(68)。
週明けにかけて楽しめる見込みだが、市阿波出張所によると風雨に左右されやすいという。
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満開になった尾所の桜=17日午前11時
尾所の桜、満開に/岡山・津山市
- 2020年4月18日
- 自然