第62回日本女子アマチュアゴルフ選手権(15〜18日、鳥取県)で、作陽高校3年・尾関彩美悠さん(18)=倉敷市出身=が優勝を飾った。同校(八出)で23日、報告会があり、「良い結果を持って帰れてうれしい。支えてくれた人や応援してくれた人たちに感謝したい」と喜びを語った。
同校卒業生で現在プロとして活躍する藤本麻子選手(津山市出身)が2009年に果たして以来、同校で2人目。通算10アンダー、278で大会を制した。「予選ではあまり良いスコアが出なかった。後半で追い上げるのが強い人の秘訣と思い、ミスしても引きずらず、楽しみながらプレーできたのが良かった」と振り返る。
6歳の時にティーチングプロの父親や祖父の影響で競技を始めた。2015年に「全日本小学生ゴルフトーナメント」で優勝し、16〜18年の「中国ジュニアゴルフ選手権」で3連覇を成し遂げた。昨年には日本ゴルフ協会の女子ナショナルチームに選出されている。
7月には「大東建託いい部屋ネットレディス」、9月には「日本女子オープン選手権競技」を控えており、大会に向け、2日に1回のウェイトトレーニングと毎朝のジョギングで体を鍛えている。
将来の夢はプロ選手。11月の資格取得に向けて励んでおり、「先輩の背中を追って頑張り、ゆくゆくは賞金女王を目指したい」と意気込む。