山奥の畑 コンニャクの花

自然
         

 ◎…総社の石田宣明さん(82)が手入れをしている同所にある山奥の畑のそばで、約5年に1度しか花が咲かないと言われるコンニャクの花が9本一斉に開花。「こんなにたくさん生えるなんて」と近所でも話題になっている。
 ◎…大きさは54センチから120センチまで大小さまざま。紫褐色の「肉穂花序」が独特の臭いを放ちながら上に伸びており、その姿は”長い舌”のよう。海外では「devil,s tongue(悪魔の舌)」と呼ばれている。食用にする人が多く、種芋は植えてから3年で成長するため、花を見かける人は少ないという。
 ◎…石田さんは妻の故志万子さんの実家が所有する畑を借りて野菜を育てていた。2日、様子を見に行った際に発見。「めずらしい花だと知っていたが、まさかそろって咲くとは」と驚いたという。「こんなに間近で見るのも初めて。においは強烈だけど、興味深いので枯れるまで観察してみよう」と話していた。

一度に9本咲いたコンニャクの花(写真)


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