岡山県津山市の「ブックスタート事業」を支援しようと、山田養蜂場=同県苫田郡鏡野町=はこのほど、乳幼児向けの絵本650冊(約64万円相当)を市に寄贈した。
今回贈ったのはカズコG・ストーンさんの「なーんだ なんだ」。ページをめくる度にゆっくりとパンダが現れるのが特徴で、リズミカルな文章が心地よい一冊になっている。来年度の乳幼児健診で配られる。
同市役所を訪れた同社の守安健一取締役執行役員が、谷口圭三市長に目録を手渡し「親子のコミュニケーションツールの一つに役立ててほしい」とあいさつ。市長は「読み聞かせは子どもが成長する上で重要であり、しっかりと活用していく」と礼を述べた。
絵本を通じて親子がふれあいの時間を持ち、子どもたちの健やかな心を育むという事業の趣旨に賛同し、2002年から毎年寄贈。同市への寄贈は計1万9300冊になった。