本格的な降雪期を前に、路面凍結などによる交通事故の抑止につなげようと岡山国道事務所(岡山市)は2日、岡山県勝田郡奈義町小坂の国道53号線で冬用タイヤの装着を呼びかける啓発活動をした。
同事務所と津山出張所(皿)の職員らが美作署の協力で約1時間、鳥取方面に向かう車両を路側のチェーン装着スペースに誘導。ドライバーに啓発チラシを手渡すとともに、タイヤをチェックしてまだノーマルの人には「早めに冬用に交換して、安全運転をお願いします」と呼びかけた。
同事務所では「昨年同期に実施した啓発時の冬用タイヤ装着率は65%だった。近年、急激な寒波による大規模な立ち往生やスリップ事故が各地で発生しており、ノーマルタイヤ車両の起因が目立つ。奈義町内の53号線ではループ橋から黒尾峠にかけてが路面凍結しやすく、冬用での走行、必要に応じてチェーンも装着してほしい」としている。
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冬用タイヤ装着の啓発活動をする国道事務所の職員ら
岡山国道事務所、奈義町で冬タイヤ装着啓発