岡山県久米郡久米南町特産のキュウリの収穫が最盛期を迎え、生産者がみずみずしい一本一本の摘み取りに汗を流している。
同町はJAの部会で約40戸が栽培する県内一の産地となっている。別所の農業・光元一郎さん(62)はハウス15アール、露地50アールを手がけ、ハウスは5月から、露地は先月12日から始まった。
夏の日差しが降り注ぐ中、家族やパートら10人が広大なほ場で作業。1日で1万本を見込む日もあるといい、長さ20センチを超えるものを選んではさみで切り取り、かごに入れていく。JAに出荷し、ハウスの収穫が終わる12月まで70トンを目標にする。
光元さんによると、長雨と日照不足で今年は上位等級になるものが少ないというものの、「これから天候が回復していくので高品質に育つだろう」と期待。「キュウリは水分が多く熱中症予防になる。町の特産品を多くの人に食べてもらえるよう頑張りたい」と話している。
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収穫の最盛期を迎えている久米南町特産のキュウリ