美咲町金堀地区の収穫祭が20日、金堀自治会広場で開かれた。美作大学の学生たちが、日ごろ同町の住民から無料で野菜を提供してもらっているお礼にと、沖縄の伝統舞踊・エイサーを披露し、地域と交流を深めた。
同大には学生に野菜を配布する「無料野菜スタンド」が設置されており、昨年５月からは同町と連携。コロナ禍で困窮する学生たちを支援しようと、農家らが家庭で余剰になった農作物を提供している。
収穫祭には、出来栄えを競う品評会として大根やホウレンソウ、白菜などがずらり。ほかにも学生のためにと、米や豆餅、ユズ、柿などが多数寄せられ、全て大学に贈られた。沖縄県人会の５人が感謝の気持ちを込めてエイサーを演舞し、集まった住民たちから温かい拍手が送られた。このあと出展された作物への投票、地元そば粉を使ったそば打ち体験を行い、地域とふれ合った。
児童学科３年の山川拓人さん（21）は「大学には県外出身者が多いので、みなさんからもらっている野菜はとてもありがたい。学生を代表して感謝の気持ちで踊った」と話していた。
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感謝の気持ちを込めてエイサーを披露する学生たち
