岡山県英田郡西粟倉村で15日、県内では唯一となる夏の成人式が行われた。新成人7人のうち6人が出席し、古里への思いをかみしめながら大人としての第一歩を力強く踏み出した。
会場のあわくら会館=岡山県西粟倉村=では来場者全員の検温を行ったうえで、消毒、換気など新型コロナウイルス感染対策を徹底した。
青木秀樹村長が「西粟倉村はSDGs未来都市に選定されている。皆さんとともに豊かな未来をつくっていきたい」と激励。新成人を代表して大阪経済大1年・宮本瑠士さんが「西粟倉村出身の成人者として自覚を持ち、一人ひとりが花を咲かせるために頑張りたい」と決意を述べた。
式典のあと、ワークショップや当時の中学校の教師を交えた昼食会などがあり、旧交を温めた。関西福祉大2年の白籏聖理奈さんは「大変なときだからこそ、みんなに会えて良かった。これを糧に頑張りたい」と話していた。