岡山県勝田郡勝央町は、明治期の洋風建築で国登録有形文化財になっている「旧勝田郡役所庁舎」=勝央町=の保存活用計画を策定した。向こう10年間を計画期間に今後、建物の耐震工事や修理、活用方法の具体的検討を進める。
県内で唯一残る郡役所庁舎で、明治45年に旧出雲街道沿いに建てられ、木造2階建て延べ592平方メートル。旧遷喬尋常小学校舎(国重文 真庭市)などの近代洋風建築を県下で数多く手掛けた建築技師・江川三郎八の設計とされ2016年、登録文化財に選ばれた。三角屋根の塔屋と千鳥破風のペディメント、アーチ型の正面玄関が特徴的で、廃庁(1926年)後は昭和期に増築されて勝央町役場となった後、82年に改修されて郷土美術館としても使用された。
同計画は、文化庁補助事業として昨年度下期、建築と文化財の有識者らでつくる委員会での検討を重ねて策定。保存管理、環境保全、防災、将来的な活用の基本方針を定めており、建物の概要、外観や内装の写真、平面図、立面図などとともに掲載した冊子(A4判130ページ)に内容をまとめた。
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旧勝田郡役所庁舎保存活用計画の冊子
岡山県勝田郡勝央町、「旧勝田郡役所庁舎」の保存活用計画を策定
- 2020年5月7日
- 歴史・文化