中島町内会安全福祉推進会議が3日、同所の中島西公会堂で開かれた。見守りと声かけが必要な高齢者家庭の状況を確かめるとともに、お年寄りが携帯し万が一の時に役立てる「お互いさま緊急カード」の作製を決めた。
愛育委員や民生児童委員、安全福祉推進委員、市社会福祉協議会、市職員ら25人が出席した。地域の「お互いさま福祉台帳」に基づく70歳以上の高齢者家庭と、お互いさま福祉員が担当する見守り家庭について、死亡や施設入所、入院、新規追加など昨年12月以降の現状を話し合い、情報を共有。市から発令される避難情報の警戒レベル3「高齢者等避難」の際に運用する「声かけ避難支援連絡体制図」と、地区の避難場所も再確認した。
お互いさま緊急カード(縦5・3㌢、横8・5㌢)は、名前、生年月日、緊急連絡先、かかりつけ医などを記入しておき、事故などの際に活用。同台帳の高齢者が対象で、10月以降のスタートを目指す。
安全福祉推進委員の後藤光雄さんは「半年間での高齢者の生活状況の変化などがよく分かった。これからもお互いさまの気持ちで支え合っていきたい」と話した。
同会議は2009年に第1回を開催し、12年目。年に2回開いている。
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高齢者家庭の状況や緊急カードの作製を話し合った会議