岡山県立森林公園 開園

自然 真っ白な苞を広げたミズバショウ
真っ白な苞を広げたミズバショウ
         

 冬期閉鎖していた県立森林公園(鏡野町羽出、上斎原)が19日、開園する。ミズバショウなど湿原植物はすでに見ごろを迎えており、来月初旬にかけて楽しめるという。
 公園管理センター周辺の残雪はほとんど消え、湿原では真っ白な苞(ほう)を広げたミズバショウ、えんじ色のザゼンソウ、鮮やかな黄色のリュウキンカも咲いている。樹間ではかれんなキクザキイチゲもほころび、シジュウカラやウグイス、ミソサザイといった野鳥たちのさえずりが聞こえてくる。
 同センターによると、今月末にはカラマツやブナなどの新緑が萌(も)え始める見込み。
 森林公園は標高840〜1100㍍に位置し、334㌶。県内では貴重なブナ原生林を温存し、森と湿原、滝、尾根などを巡る延長約21㌔の遊歩道が整備されている。昨シーズン(4月12日〜11月末)の入園者は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い計81日間休園したため例年のほぼ半数の2万2468人。今季もマスク着用での入園を呼び掛けている。
 問い合わせは、同センター(☎520928)。

かれんなキクザキイチゲ
かれんなキクザキイチゲ


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