美作大学・同短期大学部の「市民キャンパス」が23日、同大=岡山県津山市北園町=で開かれ、子どもからお年寄りまで約200人が多彩な講座を楽しみ、学びを深めた。
認知症や障害のある人への理解を呼びかける「美作福祉舞台リカイヒロメタインジャー」の劇、秋のクラフトと紙芝居の実演、日本の出汁(だし)文化から生まれた「うま味」を学ぶ調理実習、肉まんやあんまんなどを作る親子クッキングなどを開いた。市民らは1日限りの学生生活を満喫し、同大の教学の一端にふれながら熱心に知識を深めていた。
家族4人で親子クッキングに参加した東小学校2年の中川惺嵐君(8)は「生地をこねるところが難しかったけど、分かりやすく教えてもらい、おいしくできたと思う。みんなで食べるのが楽しみ」と話していた。
この日はほかにも、よさこいやエイサー、同大のキャラクター・ミマダインのショーといったサークルパフォーマンスなどもあり、人気を集めた。
市民キャンパスは同大創立50周年を記念して2017年度から開かれ、コロナ禍による中止を経て今回で5回目。