岡山県津山市久米地域の宮部川に生息するゲンジボタルが活発に飛び、夜の川辺で幻想的な風景を作っている。
宮部上のホタルの里公園周辺や川の上流地域では、午後8時を過ぎたころに小さな明かりが瞬きはじめ、訪れた人たちは自然豊かな地域ならでは初夏の風物詩を楽しんでいた。大井東地区地域づくり協議会の奥勝美会長によると、5月中旬から姿を見かけたという。見ごろは15日までの見込み。
7日は午後6時から10時まで、宮部下の大井東ふれあい学習館を会場に、地域交流とホタル観賞を楽しむイベント「宮部川ホタルウオーク」を開催。会場では焼肉などのグルメを提供する屋台が並ぶほか、地元の団体によるステージショーが行われた。午後8時からはホタルの里公園までのコース(片道約1.5キロメートル)を散策し、幻想風景を満喫した。
奥会長は「ホタルは地域にとっての宝。川沿いの道をゆっくり歩きながらそっと見守るように楽しんでほしい」と話している。