障害児・者のトータルライフをテーマにした研修会が5日、山北の市総合福祉会館(岡山県津山市)で開かれ、参加者は幼児期から高校卒業までの生活や支援について学んだ。
津山手をつなぐ親の会と津山地域知的障害者相談員協議会が合同開催し、保護者や子どもら約130人が参加した。
講師3人を招いて講演を行い、市障害福祉課職員は上手に療育を利用するために相談支援専門員や保健師、関係事業所などとのしっかりとした相談の大切さを強調。市内の放課後等デイサービス事業所の職員は子どもとの関わり方について、「結果より過程を褒める」「簡単な課題など褒めてあげられる場面を作る」といったポイントのほか、「褒めることは認めること」と話した。市社会福祉協議会職員は同協議会が取り組む地域での支援などについて話し、参加者は最後まで熱心に耳を傾けた。
会場では、利用者の工賃向上に一助になればと、七つの就労継続支援事業所による生産品の販売が行われ、訪れた人たちは木工製品やお菓子、ロールケーキ、天然酵母パンなどの買い物を楽しんでいた。
幼児期から高校卒業までの生活や支援について学ぶ「障害児・者のトータルライフをテーマにした研修会」/ 岡山県津山市