「リサイクルフェア2024」(津山圏域資源循環施設組合など主催)が2日、岡山県津山市領家の津山圏域クリーンセンターリサイクルプラザで開かれ、来場者たちは廃棄物や不用品を活用した催しを楽しみながらエコロジーに対する意識を高めた。
コロナ禍を除き毎年開催しているイベント。今年で9年目を迎える。リユース品が当選する抽選会場ではリサイクルにと同施設に持ち込まれた家具や自転車、家電などの約75点が公開され、お目当ての品を応募しようと大勢の人たちが訪れていた。施設内にある見学コーナーでごみの手選別作業所などを見て回る子どもたちの姿も見られた。
このほか「エコなものづくり体験」コーナーでは、大人から子どもまで廃材を使った工作に挑戦。鏡野町原の浅山美幸さん(68)の教室ではせん定木の端材で首飾りを製作し、その出来栄えを見て、「木目が美しく趣がある」と喜んでいた。廃棄する使用済みの食用油を燃料にした「バイオディーゼルカート」の乗車体験では、親子連れらがその乗り心地を楽しんだ。
上河原の神田澄晴君(5)は「とってもおもしろかった」とにっこり。母親の遥子さん(39)は「遊びや体験を通して子どもたちも環境に対する学びを深めることができる場所があるのは貴重だと思う」と話していた。瀬尾明繁所長は「みなさんが持続可能な資源を大切にし、3R(ごみの削減、再使用、再生利用)を習慣の中に取り入れてもらえるようになれば、うれしい」と語っている。