今年もあと1日―。津山市内の各神社は縁起物やお守りをそろえ、拝殿のしめ縄を替えるなど、初詣の参拝者を迎える準備が整った。コロナ対策にも万全を期す。
宮脇町の徳守神社はお札の奉製を終えた。病魔守護として御神塩を用いた携帯用の持ち塩守り、台付きの破魔矢、みこしをデザインした金運お守り、津山城守護神の文字と森家家紋の鶴丸を入れたお守り「勝守」、ジャンボサイズのくま手などを新年への願いを込めながら準備した。
牧宗司宮司(43)は「来年の干支(えと)の壬寅(みずのえとら)の運勢は、厳しければ厳しいほど春が訪れた時の芽吹きが大きいとされ、■冬■を乗り越えれば環境や仕事、人づきあいなどの運気の向上が大きい。オミクロン株の不安もあるが、春に向けての希望がそこにあるよう祈念したい」と話す。31日は午後11時半から除夜祭、元旦は午前9時半から歳旦祭が行われる。
コロナ対策として、昨年同様に鈴緒を取り外すほか、祈とうで拝殿に上がる際は人数制限や飛まつ防止のビニールシートを設置。授与所として大型テントを境内に設置し、密にならないようにする。
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各種縁起物など初詣の準備が整った徳守神社