「美作ものづくり展示販売展」(天満屋津山店主催)が岡山県津山市新魚町のアルネ津山1階中央コンコースで開かれ、創意を凝らした多彩な伝統的工芸品が来場者の目を楽しませている。8日まで。
特設コーナーに、10工房の職人たちによる約800点を展示。
県郷土伝統的工芸品指定の「作州絣(かすり)」、県重要無形文化財保持者の木地師・小椋芳之さん(鉄砲町)による鶴山漆器をはじめ、来年の干支(えと)の午(うま)をモチーフにした竹細工や土人形、古布人形なども並び、来場者は作者の話を聞きながら手に取るなどし、気に入った品を買い求めていた。
また、初出展となる「備前焼 桜の都窯」ではニューヨークの街並みをあしらったカップや青備前で焼いた色味が独特のバッグシリーズなど手びねりにこだわった温かみのある作品が並んでいる。
手織作州工房織元の日名川茂美さん(70)=美咲町打穴中=は「手作りのあたたかみを感じながら大切な伝統文化を知ってもらいたい。心込められた品々をぜひ見に来てほしい」と話している。
午前10時~午後7時(最終日4時)。
