美作地域の高校10校で1日、2023年度卒業式があり、3年生が思い出や志を胸に学び舎を巣立った。
津山東高校(林田)は181人(食物調理科33人、看護科30人、普通科118人)が卒業。体育館で式が開かれ、保護者や教職員約250人に迎えられて入場した。入退場や卒業証書授与での生徒と教職員のマスクの着用は個人の自由に委ねた。
園田哲郎校長が各科の代表者に卒業証書を授与。式辞では、卒業展や看護実習といった校外学習に触れ、「地域で豊富な実体験を積み、多様な価値観に触れたことがコロナ禍でも大きな成長につながった。現場の声に耳を傾けることを忘れず、自信と誇りを持って力強く歩んでほしい」とはなむけの言葉を贈った。
普通科2年生の中畝華歩さんは「夢に向かって頑張る先輩のように、私たちも後輩たちに伝統を伝えていく」と送辞。普通科3年生の野谷利優さんは、科ごとの行事や思い出を振り返り「楽しいこと、思い通りにいかずに悩んだこと全てが自分が強くなるための大事な経験だった。培った学びと思い出を胸に自分だけの道を歩んでいく」と答辞を読んだ。
勝山高校の蒜山校地は3日に実施する。
思い出や志を胸に学び舎を巣立つ 美作地域の高校10校で2023年度卒業式 / 岡山県津山市
- 2023年3月2日
- 教育・保育・学校