岡山県津山市の美作大学・同短期大学部で4日、七夕にちなんだ「浴衣登校」が始まり、色とりどりの浴衣や涼しげな甚平姿の学生たちでキャンパスは華やかな雰囲気に包まれた。5日も同様に行われる。
校内ではさまざまな願い事を記した短冊がつるされたササ飾りが玄関や通路に設置され、七夕ムード一色に。午前の授業に合わせて登校した学生たちは互いに浴衣を見せ合ったり、笑顔で記念撮影したりして楽しんでいた。食物学科1年生の講義では、初めていつもとは違った雰囲気の中で、みな気持ちを新たにし、授業に集中。
初日は学生寮などで短大の卒業生が着付けを手伝っていた。児童学科1年の稲垣美南さん(18)と宮﨑緋奈子さん(18)は「日本の伝統文化を感じながら授業を受けるのは新鮮な感じがする」「これを機に浴衣や着物などを着こなせるようになってみたい」と話していた。
浴衣登校は、七夕の日に学生有志が着用して登校したのが始まり。学友会の呼びかけで全学行事として定着し、今年で32回目を迎える。
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