美作地域の公立中学校25校と義務教育学校全2校で14日、本年度卒業式が行われた。津山市立全8校では計792人(男子425人、女子367人)が恩師や友だちへの感謝を胸に、思い出が詰まった学びやを巣立った。
このうち鶴山中学校=岡山県津山市=では体育館で第47回卒業証書授与式を実施。卒業生63人が保護者や教職員、列席者約160人の温かい拍手に迎えられて入場。壇上で児島みどり校長が一人ひとりに卒業証書を手渡した後、「みなさんは本校で立派に成長し、卒業していく自慢の生徒。急激な変化が訪れ、予測困難な社会を生きるには真の人間力が試される。身につけた人間力をさらに磨いてどんな時代が訪れても自分らしく生き生きと人生を謳歌(おうか)し、希望を持ち続ける人であってほしい」とはなむけの言葉を贈った。
続いて在校生代表として現生徒会長の2年・滝澤唯颯君(14)が「これから先に歩む道は楽しいものだけではないかもしれません。ですが、自分らしく自らの道を歩んで輝き続け、未来へ羽ばたいていけるように心から応援しています」と門出を祝福。
卒業生代表の日下颯太君(15)=前生徒会長=は「この日を迎えることができたのは支えて下さった多くの方々の存在のおかげ。私たちを新しい可能性に導き、成長させていただきました。鶴山中学校がこれからもすばらしい歴史を刻んでいくことを願っています」と答辞を述べ、最後は校歌を斉唱して会場を後にした。
久米南町(1校)は13日に式を実施。美作地域では計1726人(中学校1681人、義務教育学校45人)が卒業した。
