悲願のB2昇格を目指し、 熱戦を繰り広げるバスケットボール男子Bリーグ3部 (B3) のトライフープ岡山。 ホームタウンの一つ、 岡山県津山市では新年は1〜3月にかけて8試合が予定されている。 チームは多くのファンや市民の応援を力に後半戦の巻き返しを誓う。
2019年にBリーグに参入。 昨季は20勝32敗で11位に終わった。 今季は新加入6人を迎えて6季目のシーズンをスタート。 最後まで諦めない全力プレーに徹するも、 2024年12月末現在3勝23敗で17チーム中最下位に沈み、 苦しい戦いが続いている。
津山市では毎年ホームゲームを開催。 11月23、 24日には津山開幕戦となる第9節が行われ、 2日間で計2500人を超える観衆がチームを後押しした。
目の前を駆け抜けていくスピードに巧みなパスワーク、 ゴール下の激しい競り合い―。 迫力と躍動感に満ちた攻防で、 シュートが決まるたびに会場は大きな拍手や声援で一体感に包まれる。
「津山のファンの熱い応援は大きな力になる」 と選手たち。 専属チアチーム 「フープスターズ」 のパフォーマンスも雰囲気を盛り上げた。 東京Zには2連敗を喫したが、 訪れたファンらは間近で展開されるプロの試合の醍醐味 (だいごみ) を堪能した。
大森勇氏ヘッドコーチは 「細かい場面の勝負で負けていたので改めて準備に注力し、 勝ちを重ねられるようチャレンジを続けていく」 と決意を語った。
今後、 津山総合体育館 (山北) では▽18、19日=湘南ユナイテッド▽2月8、9日=東京ユナイテッド▽3月1、2日=山口パッツファイブ▽3月22、23日=岐阜スゥープスーとの公式戦が予定され、 熱戦が期待される。
後半戦に向け、 チームは勝利への気持ちを一層強くして 「昇格」 をつかみ取る。