愛染寺で柴灯(さいとう)大護摩供

祭事・神事・法要 護摩壇に護摩木を投げ入れる僧侶たち
護摩壇に護摩木を投げ入れる僧侶たち
         

 岡山県津山市西寺町の愛染寺(豊福晃正住職)で5日、「柴灯(さいとう)大護摩供」が開かれ、多くの参拝者が家内安全、商売繁盛、厄よけなどを祈願しに訪れた。
 コロナ禍の影響により中止していたのを3年ぶりに再開。大般若経転読に続き、豊福住職を導師に取り行われた。行者が四方、中央、鬼門に弓を放つ「法弓の作法」で邪気を追い払った後、護摩壇に点火。僧侶12人が読経しながら、赤々と燃える火の中に願い事を書いた護摩木を次々と投げ入ていった。その様子を見ていた人たちは静かに手を合わせた。
 法要に先立ち、自宅で作って楽しめる甘酒セットが配られたほか、鶴山桜太鼓の子ども12人による和太鼓の演奏、当日限定の御朱印などもあり、参拝客に喜ばれた。
 毘沙門天は戦勝祈願や現世利益をもたらす財宝、福徳の神として慕われ現在に伝わっている。


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