西寺町の愛染寺で仏画教室の作品展が開かれており、参拝者が心を穏やかにしながら秀作の数々に見入っている。5月4日まで。
同寺で月1回開いている教室の30年の節目に合わせて企画し、一般向けの展示は初めてという。講師の押目秀威さんに教わっている12人が描いた軸や額など約60点を客殿に並べた。「聖観世音菩薩」「千手観世音菩薩」「弘法大師」「十三仏」「慈母観音」といった色彩豊かで繊細な作品が目を引く。同じ絵を手本にしていてもそれぞれに個性がにじみ出ており、訪れた人たちは一点一点に向き合い、心安らぐひと時を過ごしている。
会期中は筆ペンによる仏画体験を無料で実施しており、お守りとして持ち帰ってもらう。
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教室生の仏画が並ぶ愛染寺の客殿