岡山県津山市西寺町の愛染寺でも約100株が開花。希少品種を中心に、「美装」「七福神」「紫上」「卑弥呼」といった深紅や紫、白、ピンクの花々が鮮やかに咲いている。
歴史ある寺に彩りを添えるボタンは風のない静かな朝、境内を独特の香りで包むという。つぼみも多く、「大型連休明けまで楽しめそう」と同寺。自由に観賞できる。
先代住職のころから栽培し、一時期数が少なくなっていたが、33年に一度の本尊の御開帳に向けて増やしてきた。御開帳は今年5月3日に予定していたものの、新型コロナウイルスの感染拡大のため延期が決まった。中庭では真っ赤なキリシマツツジも咲き始めている。
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境内を彩る色鮮やかな愛染寺のボタン