桑下の慈恩寺で21日、恒例の「朝の座禅会」が始まり、参加者は朝日が差し込み、セミしぐれが響く中で心を整えている。24日まで。
今年で35年目で、初日は小学生を含む4人が参加。河本寂昭住職とラジオ体操で体をほぐし、本堂で般若心経を唱えたあと座禅に取り組んだ。手と足を組んで背筋をまっすぐ伸ばして約20分間、静かに自己と向き合った。時折、警策で背中をたたく音が本堂に響いていた。
祖母と参加した美咲中央小学校1年生の黒瀬詩乃さん(6)は「初めてだったけど最後まで頑張れた。毎日来て絵日記にしたい」。河本住職も「忙しい現代社会だからこそ、座禅を通じて少しの間でも心を落ち着けてもらいたい」と話した。
檀家以外でも参加可。午前6時半からラジオ体操、40分から座禅を行う。
慈恩寺「朝の座禅会」
- 2022年7月21日
- イベント