敗れはしたものの荒木監督は準決勝を振り返り、健闘した選手たちをたたえた

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 「新型コロナの影響で部活動にも制限があった1年だったが、今季最高の出来だった」。敗れはしたものの荒木監督は準決勝を振り返り、健闘した選手たちをたたえた。
 1年の半分以上は練習ができなかったという。それでも選手たちは「必ず大会がある」と信じ、自主練などに励んできた。
 中国・四国予選で第1代表となり、7年連続8回目の出場。シードで2回戦から登場し、九州・沖縄第1代表の久留米に26―15で勝利し、準決勝へ。ベスト4に中国2校が進むのは大会初といい、ライバルとしてきた宇部と手に汗握る熱戦を繰り広げた。
 5年生3人がけん引。開始直後に2トライを奪われる展開に、太村友哉主将(19)=加茂中出身=は「気持ちを下げないよう、仲間を鼓舞し続けた」と気迫を見せ、守備ラインの要として体を張った。
 反撃ののろしとなるトライを決めた宇谷優輝選手(20)=奈義中出身=は、バックスリーダーとして「自分たちのミスで攻撃が終わらないよう、地道でも丁寧にパスをつなぐことを心がけた」。岡田尚樹副主将(19)=鏡野中出身=も「FWでは絶対に負けないようみんなを引っ張った」と、相手のナンバー8をタックルで止めるなど流れをもたらした。
 12日に始動した新チームはスローガンを「NEXT!」に決めた。2年連続の3位を超えるため「さらに一歩上の段階を」との強い思いを込めた。チーム目標は「宇部を圧倒する」だ。
 新主将としてバトンを受け継いだ4年・植田光星選手(19)=奈義中出身=は「次回の地区予選では宇部を倒して1位で全国大会に進みたい。そして決勝の舞台に立ち、お世話になった5年生に恩返しを」と成長を誓った。


仲間のプレーをたたえる津山の選手(関係者提供)


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