教科書音読発表会(つやまっ子読書プラン推進事業委主催)が20日、新魚町の市立図書館で開かれ、市内の1~6年生20人が審査員の前で、情感を込めて課題図書を朗読した。
出場者は、各学年の教科書(光村図書出版)に掲載されている『スイミー』(レオ・レオニ作)『やまなし』(宮沢賢治作)『白いぼうし』(あまんきみこ作)などの物語の一場面を3分間披露。登場人物の感情や話の情景が伝わるように抑揚をつけて、丁寧に読み上げた。
審査員の二木俊子同委員会会長と県教委・津山教育事務所の野呂直子指導主事が「たくさん練習したのが分かるほどテンポよく読んだ」「相手を意識して読んでいる。とても聞き取りやすい」など一人ひとりに講評を述べ、会場から温かい拍手が送られた。出場者には賞状と参加賞が手渡された。
高野小学校(高野本郷)6年生の森元璃咲さんは「今日初めての出場で緊張した。読んでいくうちに楽しくなって落ち着いたけど、時間内に全文を読み切れなかった。次も挑戦して、出来るようにがんばりたい」と話した。
今年は新型コロナ感染予防対策として、1~4年生、5、6年生に分かれ、会場内の人数を制限するほか、発表者の前に飛沫を防ぐ透明ついたてボードを置いた。
発表会は音読を通じて、子どもの読む力を育てるとともに、読書に親しみを持ってもらおうと企画し、今回で12回目の開催となる。
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発表をする児童